朝の通勤時間を快適にしよう~Wellbeing編~

仕事

朝の時間を円滑に過ごすことは、1日を快適にスタートできることにつながっています。

そこで、今回は通勤時間がどれほど私たちに心理的・社会的に影響をしているのか、

通勤・通学時間を効率的に過ごすためにはどうしたらいいのかを2部に渡って書いていきます。

通勤・通学時間の全国平均は往復1時間19分

総務省統計局が掲載している『社会生活基本調査から分かる47都道府県ランキング』の平成28年社会生活基本調査結果をみると、平日の全国平均通勤・通学時間は1時間19分です。

最長は神奈川県の1時間45分で次いで千葉県の1時間42分、埼玉1時間36分、東京都1時間34分となっています。最短では、大分県の57分!!とてつもなく短いですね。

順位都道府県名1日の通勤時間 時間.分
全国平均1.19
1神奈川県1.45
2千葉県1.42
3埼玉県 1.36
4東京都1.34
5奈良県1.33
6大阪府1.25
7兵庫県1.21
8京都府1.20
9茨城県
愛知県
1.19
11滋賀県
福岡県
1.14
13三重県
岡山県
広島県
1.11
16栃木県
群馬県
岐阜県
1.09
19宮城県
静岡県
1.08
21長崎県1.06
22福島県
新潟県
1.05
24徳島県
沖縄県
1.04
26和歌山県
高知県
熊本県
1.03
29富山県
石川県
山梨県
長野県
山口県
1.02
34北海道
岩手県
香川県
愛媛県
1.01
38山形県
佐賀県
1.00
40福井県
鳥取県
宮崎県
0.59
43青森県
秋田県
島根県
鹿児島県
0.58
47大分県0.57
平成28年社会生活基本調査結果より

私は仕事場まで徒歩、自転車、電車を利用して片道1時間かけて通勤しています。往復2時間程度。

かなりの時間を通勤に費やしています。全国平均の倍近くの通勤時間を割いていることになってしまっています。

大学病院に勤めていた際、週1回異なる病院へ片道車で45分程度の場所に行っていました。往復では1時間30分ほどなので、それでも全国平均より長くなります。

様々な病院へ派遣されることの多い医局勤務の医師は、通勤時間がどうしても長くなる傾向にあると思います。

コロナ禍で在宅ワークが主流になってきて、出勤≒出張のような扱いになってきた企業もあると耳にしたことがあります。

とはいえ多様な働き方の中で、まだまだ長時間かけて通勤されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

通勤時間が長いほど幸福度が低下する

2014年にBBCニュースに掲載されたHow dose commuting affect wellbeing?によると、英国の国家統計局の調査の結果、「幸福感、生活満足度、自分の活動に価値があるという感覚は、通勤時間が長くなるほど低下していく」ということがわかっています。

また、リージャス雑誌には、国連の世界幸福度ランキングの上位国は軒並み通勤時間が世界平均を下回っていることについて言及しています。

電車通勤なら満員電車に長時間乗っていることや急な遅延での時間の制約などがストレスになるでしょうし、自転車や徒歩での通勤なら天候による悪影響がストレスになっている。

そういった複合的な要因で、幸福度の低下につながっているのではないでしょうか。

通勤時間が仕事だけでなく人生の幸福度に影響を与えているというのは見逃せないポイントですよね。

通勤時間を含めると時給はより低くなる

イギリスの西イングランド大学が行った研究によると、1日の通勤時間が20分増えると、仕事の満足度は19%賃金カットされるのと同程度の悪影響を及ぼすことが示されました。

例えば、同じ職場でAさんとBさんが働いていて、二人とも月収30万だったとします。

Aさんは職場まで往復40分。Bさんは職場まで往復20分。20分の違いがあるとすると、AさんはBさんよりも6万円低い24万円分の仕事の満足度であるということになります。

年収にすると、Aさんは288万円、Bさんは360万円となります。

今は20分の差で考えましたが、これが1時間、2時間と積みあがっていくと年収に影響する割合も大きく生涯賃金にも多大な影響をもたらすと思いませんか。

仕事は職場に行く準備段階からすでに仕事時間であり、時給換算すべしということですね。

まとめ

今回は通勤時間がWellbeingにもたらす影響について調べてみました。

長距離通勤は様々なマイナス要素がありますよね。

私自身が往復2時間かかっているので考え物だな、と思いますが、引っ越せないし転職もできない辛い状況です。

そこで次回は、私が考える通勤時間をいかに効率的に過ごすかについて書いていきます。

では、また。

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